中国文明起源解明の新・考古学イニシアティブ

公募研究

公募要領等の詳細は、文科省HPをご覧ください

提出期限は、 2021年3月31日(水曜日)午後4時30分でした。

▼令和3年度科学研究費助成事業‐科研費‐(学術変革領域研究(A)(公募研究))の公募について
https://www.mext.go.jp/a_menu/shinkou/hojyo/boshu/1394559_00004.htm

▼公募要領、計画調書のダウンロード
https://www.mext.go.jp/a_menu/shinkou/hojyo/boshu/1394561_00002.htm

公募する内容、公募研究への期待等

 本研究領域は以下の七つの研究項目より構成されています。研究項目A01:威信材の生産と流通、A02:考古遺物の材料分析と産地推定、A03:考古関連情報基盤の整備、B01:動物考古学から探るユーラシア家畜文化のダイナミズム、B02:植物考古学から探るイネ、雑穀、ムギ食文化の交流と変容、C01:同位体比分析から見たヒトとモノの動態復元、C02:パレオゲノミクス解析プラットフォーム開発とその応用。各研究項目の詳細については、各計画研究のページをご参照ください。
 公募研究では、上記七つの研究項目に紐付けされたものを7件と、複数の研究項目に跨るもの5件の計12件を募集します。それぞれの概要は以下のとおりです。研究項目A01は土器の広域編年を確立するために必要な中原地域と長城地帯との比較型式学研究、A02は遺物に残る製作痕跡からの技術復元、A03は物質文化や言語の通時的変化の数理モデリングを対象とします。B01は家畜を飼養する施設や道具、器物に描かれる動物意匠などから家畜文化を検討し、B02は穀物の高地栽培にともなって生じる形態的・生理的変化を植物の形質・遺伝・代謝物の変化から明らかにします。C01では古病理、古食性など、個人差に反映する食資源の分配から社会階層化を跡付け、C02では出土糞石のゲノム解析から食性の高精度復元を試みます。
 D01は近年出土例が増加している建築関連遺物の研究です。E01は放射性炭素年代や遺跡立地などのデータベースを構築し、特定地域における人口動態を復元するもの、F01は中国内陸部の遺跡から出土するタカラガイの原産地推定の手法開発と応用です。G01は気候、地形、植生、動物相などの復元研究を含みます。H01は東西ユーラシアの異なる主穀・調理伝統の融合過程において乳製品が果たした役割について検討します。
 なお、いずれの研究も、地域的には中国~中央アジア、時代的には新石器時代後期~青銅器時代前期に関連するものに限られることを付記します。考古学と考古科学とを架橋する野心的な提案を期待します。

公募する研究項目、応募上限額、採択目安件数

研究項目 応募上限額
(単年度当たり)
採択目安件数
A01 土器型式に関する中原地域と長城地帯との比較研究 200万円 8件
A02 威信材遺物(玉器・トルコ石製品・青銅器・顔料等)の製作技術復元
A03 GISと数理モデルを用いた集団の形成と変化へのアプローチ
B01 家畜飼養に関連する物質文化の研究
B02 穀類の高地適応に関する研究
C01 骨考古学による社会階層化の研究
D01 建築関連の特殊遺物(壁画・石彫・瓦等)に関する研究
E01 遺跡研究と年代学に基づく古人口動態の定量的復元
C02 糞石の古代ゲノム解析に基づく食性復元 400万円 4件
F01 タカラガイの原産地に関する動物学・遺伝学・同位体化学的研究
G01 黄河流域を中心とする古環境復元・地形発達史研究
H01 乳製品の利用に関する栄養学・調理科学・文化人類学的研究