10/14~15(土・日)第3回領域シンポジウム・第6回全体会議を開催します。
シンポジウム「地縁社会と血縁社会ー構成集団の変化から社会をとらえるー」
日 時 : 2023年10月14日(土)14:00~17:00
開催形式:対面・オンライン併用
会 場 :中部大学リサーチセンター大会議室(愛知県春日井市松本町1200番地)、およびZoomミーティング
国家形成にいたる社会変化を論じる際、血縁社会の解体が地縁社会を、ひいては氏族制度を越えた機関としての国家を生み出した、というエンゲルス以来のモデルがある。
新進化主義の学説においても、首長制社会と国家の差異として、血縁関係が政治支配を覆っているか否かが重視される。
しかし、社会における血縁的紐帯の役割という問題を主に論じてきたのは文献史学と文化人類学の分野においてであり、考古学的な議論が尽くされることは少なかった。
ここで、古人骨や環境への理化学的な分析を用いて明らかになった集団の移動が社会の内的な変化にどのような影響をもたらし、あるいはもたらさなかったのかを帰納的に論じることは、大いに意義あることと考える。
本シンポジウムでは中国文明起源に関わるいくつかの地域をとりあげ(注:人の移動が引き起こした社会変化の事例として、日本やほかの地域でのモデル研究を紹介し共有しておくことが望ましい)、人の移動を実証的に明らかにしたうえで、当該社会における変化の有無や傾向を検証したい。
14:00~14:10 角道亮介「趣旨説明」(音声動画)
14:10~15:10 清家 章「古墳時代の親族構造と国家形成」
15:20~16:00 角道亮介「中国先秦時代における氏族と都城」(音声動画)
16:00~16:40 小林正史「伝統的な生業と社会組織を維持する上での儀礼の役割 —北タイ山地民を例として—」
16:40~16:50 閉会の辞
領域全体会議
日 時 : 2023年10月15日(日)9:00~12:20
開催形式:対面・オンライン併用
会 場 :中部大学リサーチセンター大会議室(愛知県春日井市松本町1200番地)、およびZoomミーティング
8:30 開場
9:00~ 9:25 A01班報告
9:25~ 9:50 A02班報告
10:00~10:25 A03班報告
10:25~10:50 B01班報告
11:00~11:25 B02班報告
11:25~11:50 C01班報告
11:50~12:15 C02班報告
12:15~12:20 総括
対面もしくはオンライン参加希望の方は、開催の前日までに以下からお申し込みください。オンライン参加の方には、当日朝までにアドレスをお送りいたします。