中国文明起源解明の新・考古学イニシアティブ

2023/3/16-17(木・金)第24回領域セミナー、第7回若手育成セミナー「ワークショップ:走査型電子顕微鏡による考古遺物の解析」

ワークショップ:走査型電子顕微鏡による考古遺物の解析
 2023年3月16日・17日の二日間、走査型電子顕微鏡を用いた考古遺物の分析方法についてのワークショップを、奈良文化財研究所とナザルバエフ大学、マルグラン記念考古学研究所、日本電子株式会社、そして本領域の共催により、開催しました。カザフスタン各地から14名の専門家、若手研究者、学生が参加しました。初日は種子および繊維の土器圧痕レプリカの作成からSEMによる観察、同定について、二日目はSEM-EDSを用いた土器製作技術の分析について、それぞれ講義と実習を行いました。参加者からはワークショップの内容に好評を頂きました。これをきっかけに、今後カザフスタンでSEMを活用した考古学研究が盛んになることが大いに期待されます。開催にあたり、株式会社パレオ・ラボ、小松市教育委員会からもご協力を頂きました。この場を借りて感謝申し上げます。